会議後の作業は、文字起こしだけでは終わりません。
必要なのは、何が決まったか、誰が何をするか、いつまでかを確認し、実行できる形へ変えることです。
この記事では、AIを使って「録音 → 文字起こし → 要約 → 決定事項 → タスク候補 → 人が確認」という流れを作ります。
情報の基準日:2026年8月18日
Notta公式では、会議の録音・文字起こし・AI要約から、要点・決定事項・アクションアイテムを整理する機能が案内されています。機能やプランは変わるため、利用前にNotta公式を確認してください。AI搭載レコーダーやイヤホンを使う場合も、端末・クラウド側の最新仕様と録音ルールを確認してください。
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先に結論:議事録を1つのAI出力で完成させない
おすすめは、次の5段階です。
- 録音・文字起こし
- 要点の整理
- 決定事項の抽出
- 担当者・期限の候補化
- 人が原文と照合して確定
AIに「議事録を作って」と一度に頼むより、工程を分けたほうが間違いを見つけやすくなります。
ステップ0:録音してよい会議か確認する
録音前に、まずルールを確認します。
- 参加者へ録音・文字起こしを説明したか
- 社内規程で録音が認められているか
- 顧客情報や機密情報を外部サービスへ送信してよいか
- 保存期間と共有範囲は適切か
- 不要になった録音をどう削除するか
会議参加者に黙って録音する運用を標準にしません。
ステップ1:音声を文字起こしする
オンライン会議なら会議ボット、対面ならスマートフォンや専用デバイスなど、業務環境に合う方法を選びます。
Notta公式ではZoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどの会議や対面音声を文字起こしでき、AI要約で決定事項やaction itemsを整理できると案内されています。専用デバイスを増やさず、まず文字起こし・要約の効果を試したいならNottaのようなソフトウェア型から始める方法もあります。
専用デバイスを使う場合も形が違います。Plaud Noteはカード型のAIボイスレコーダーで、対面会議や通話を物理操作で記録したい人向けです。Zenchord 1はイヤホンとケースを使い、Nottaアプリと連携して録音・リアルタイム文字起こしを行えます。Notta公式では、PCとZenchord 1をBluetooth接続し、スマートフォン側のNottaアプリでPC音声の文字起こしを確認する手順も案内されています。
どちらが合うかは、Plaud vs Zenchord 1の比較で、録音スタイル・会議環境・アプリ連携の違いから整理しています。
Nottaをソフトウェア型の文字起こしサービスとして検討する場合は、Nottaの料金・機能・注意点をまとめたレビューも確認できます。
ステップ2:文字起こしを原本として残す
AI要約だけを保存せず、文字起こしを原本として残します。
理由は、要約に抜けや誤認識があったときに戻れるようにするためです。
特に次は誤認識しやすいので確認します。
- 人名
- 企業名
- 商品名
- 数字
- 日付
- 金額
- URL
- 専門用語
ステップ3:最初は要点だけ作る
次の形式に整理します。
この文字起こしから、推測せずに次の3項目を抽出してください。
1. 議論したテーマ
2. 各テーマの要点
3. まだ結論が出ていない事項
数字・日付・固有名詞は原文の表記を維持してください。
ここではタスクをまだ作りません。
ステップ4:決定事項だけ別に抽出する
次に、明確に決まったことだけを抜き出します。
原文で明確に合意・決定された内容だけを一覧にしてください。
候補、提案、検討中の発言は決定事項に含めないでください。
各項目に根拠となる発言箇所を短く添えてください。
「〜したほうがいい」と「〜することに決めた」は別です。
ステップ5:担当・期限をタスク候補にする
決定事項から、実行が必要なものだけを次の形式へ変えます。
| タスク | 担当候補 | 期限候補 | 根拠 | 確認状態 |
|---|---|---|---|---|
| LP修正版を共有 | 田中さん | 8/20 | 会議中の明示発言 | 未確認 |
担当や期限が原文にない場合は、AIに推測させず「未定」とします。
ステップ6:会議参加者が確認する
最終的に人が確認します。
- 決定事項に誤りがないか
- 担当者本人が認識しているか
- 期限が正しいか
- 「検討」を「決定」に変えていないか
- 数字や日付が合っているか
重要な会議ほど、AI要約だけで確定しません。
ステップ7:タスク管理へ転記する
確認済みだけをNotion、Slack、Google Tasks、Backlogなど、自分たちが普段使う場所へ移します。
ここでもいきなり完全自動登録にせず、最初はコピー・貼り付け程度から始めると安全です。
慣れてきたら、
議事録候補 → 人が承認 → タスク登録
という承認ゲート付きの自動化へ進めます。
使い分け例
オンライン会議が多い
会議ボット型の文字起こしサービスが使いやすいです。専用デバイスを増やしたくないならNottaのようなソフトウェア型を先に試し、イヤホンを普段から使うならZenchord 1のようなNotta連携デバイスも候補になります。
対面・取材・商談が多い
スマートフォンや専用AIレコーダーで録音し、後から文字起こし・要約する流れが合います。録音専用デバイスとして分けたいならPlaud Noteのようなカード型も比較対象です。
複数会議を横断して整理したい
会議が増えると、1件ずつ要約するより「過去の会議や資料をまとめて参照したい」という課題が出ます。Notta公式では、Notta BrainがNottaに保存された会議録音・文字起こしデータやアップロード資料をもとに、情報の整理・分析・可視化・資料作成を支援すると案内しています。
まずは必要な会議・資料だけを対象にし、機密情報の扱い、共有範囲、生成結果の事実確認を残してください。
AI議事録で事故が起きやすいポイント
発言者の取り違え
発言者識別が誤ると、担当者まで間違います。
数字の誤認識
「15」と「50」のような聞き違いは、見た目では気づきにくいです。
決定と提案の混同
AI要約では、強い提案が決定事項のように短縮されることがあります。
機密情報の共有範囲
議事録URLを誰でも見られる状態にしないよう、共有権限を確認します。
おすすめの完成フォーマット
# 会議名
日時:
参加者:
## 要点
-
## 決定事項
-
## 未決事項
-
## タスク
- [ ] 内容 / 担当 / 期限
## 人による確認
- 数字確認: 済 / 未
- 担当確認: 済 / 未
- 共有範囲確認: 済 / 未
まとめ
AI議事録の価値は、文字起こしを作ることより、会議後の実行を早くすることにあります。
- 録音ルールを確認する
- 文字起こしを原本として残す
- 要点を整理する
- 決定事項を別に抽出する
- 担当・期限をタスク候補へ変える
- 人が原文と照合する
- 確認済みだけをタスク管理へ移す
この順番にすると、AIで時間を短縮しながら、誤った担当・期限がそのまま実行されるリスクを抑えられます。